2022年5月25日
ヨルダンの第76回独立記念日に際する日本・ヨルダン友好議員連盟 田中和徳会長の祝辞（2022年5月25日付ジャパンタイムズ掲載）を以下に掲載します。
ヨルダンのナショナルデーのめでたき機会に、日・ヨルダン友好議員連盟を代表して、長きにわたる親しき友人である全てのヨルダン国民の皆様に心からのお祝いを申し上げます。
１９５４年の外交関係樹立以来、日本とヨルダンは年月を重ねてあらゆる分野での絆を構築し、素晴らしい友好関係にあります。アブドッラー国王陛下による訪日が１０回以上にのぼることは両国の親密な関係を象徴しています。近い将来、再び国王陛下の訪日が実現する日を心待ちにしております。
昨年８月、茂木外務大臣（当時）がヨルダンを訪れてサファディ副首相兼外相と第２回外相間戦略対話を実施するなど、交流再開の良き機会が生まれています。ポストコロナの時代に向けて、日・ヨルダン友好議員連盟会長としても、一層の友好促進に力を尽くして参りたいと存じます。
ウクライナ情勢を始め、国際社会が未曾有の危機にある中、中東地域の平和と安定は一層重要と考えます。ヨルダンが中東地域の平和と安定の要衝であることは疑う余地がありません。日本としても、手を携えて「平和と繁栄の回廊」構想など独自の取組を通じて、地域の平和の実現に貢献していく所存です。
最後になりますが、日本とヨルダンはこの未曾有の事態を乗り越え、豊かで末永いパートナーシップを一層強固なものにしていくことができると確信しています。
